2011年8月10日水曜日

「老後の生活資金が…」出資者に不安と戸惑い 安愚楽牧場再生法申請 

安愚楽牧場の民事再生法適用の申請が明らかになった10日、和牛オーナー制度に生活資金を預けていた出資者には不安と戸惑いの声が広がった。「老後の生活資金だったのに」。結成されたばかりの弁護団には、相談の電話が相次いでいる。

 8日に結成した栃木県の弁護団の呼び掛け人である須藤博弁護士の事務所には、出資者から「一家で約9300万円出資した。これからどうなるのか」と不安を訴える問い合わせも。須藤弁護士によると、同県のほか長野、岐阜、愛媛、高知など各県の出資者約70人から相談があった。

 約70人の出資額は約30万円から約1億円までさまざま。子供の教育費や老後の蓄えとして手持ちの資金を出資したとの相談もあり、須藤弁護士は「財産をほぼつぎ込んでしまった出資者もおり、問題は非常に深刻」と話している。

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