2012年3月15日木曜日

「幹部は死んだっていい。俺も行く」 原発危機的状況に菅元首相 東電が発言詳細記録


水素爆発が相次ぎ福島第1原発事故が危機的状況に陥っていた昨年3月15日未明、菅直人首相(当時)が東京電力本店に乗り込んだ際の「60(歳)になる幹部連中は現地に行って死んだっていいんだ。俺も行く」などとの発言を、東電が詳細に記録していたことが15日、分かった。
 記録によると、本店2階の緊急時対策本部に入った首相は、政府・東電の事故対策統合本部の設置を宣言。「このままでは日本国滅亡だ」「プラントを放棄した際は、原子炉や使用済み燃料が崩壊して放射能を発する物質が飛び散る。チェルノブイリの2倍3倍にもなり、どういうことになるのか皆さんもよく知っているはず」と強い危機感を示した。
 さらに「撤退したら東電は百パーセントつぶれる。逃げてみたって逃げ切れないぞ」と迫った。

2012年3月5日月曜日

客の依頼で引っ越しごみ投棄の疑い アートコーポレーションを書類送検


大阪市内の男が路上に家財道具を不法投棄した事件で、大阪府警生活環境課などは5日、男に依頼されて不法投棄したとして、廃棄物処理法違反容疑で引っ越し大手「アートコーポレーション」(本社・大阪府大東市)の男性社員(32)ら3人と同社を書類送検した。
 府警によると、男性社員らは容疑を認め、「不法投棄禁止の看板があったので男に確認したが、置くように指示されたので従った」などと話しているという。
 送検容疑は、平成23年12月3日午後1時ごろ、引っ越しを依頼した長野賢策容疑者(62)=同法違反容疑で逮捕=から指示され、大阪市浪速区恵美須西の路上に洗濯機と食器棚を投棄したとしている。
 同社は「書類送検の事実を厳粛に受け止め、法令や社内規則の順守を徹底していく」としている。

2012年3月3日土曜日

北朝鮮にロケット司令部 正恩氏視察、米韓牽制か


北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、新指導者、金正恩氏が朝鮮人民軍の戦略ロケット司令部を視察し「敵が少しでも動きを見せれば、無慈悲な火力攻撃で敵の牙城を火の海に変えよ」と指示したと報じた。
北朝鮮メディアが同司令部の存在を報じたのは初めて。詳細な役割は不明だが、核・ミサイルの運用に関与する部署の可能性がある。司令部の存在を誇示することで、米韓が実施中の合同軍事演習をけん制する狙いがありそうだ。
視察日は2日とみられ、正恩氏の後見人とされる李英鎬総参謀長や朴在京大将らが同行。正恩氏は先月21日にも、核兵器と中・長距離弾道ミサイルの管理、運用を担当する「ミサイル指導局」とされる朝鮮人民軍第842軍部隊の視察が報じられている。(共同)

2012年2月25日土曜日

“越流”強調「橋下市長とは違う」 越・大津市長


女性最年少市長の越直美大津市長(36)は25日の就任1カ月を前に産経新聞の単独インタビューに応じ、JR京都駅への観光案内所新設など、じり貧の観光振興に意欲をみせた。一方、講師参加する嘉田由紀子滋賀県知事の政治塾について「主体ではない」と発言、橋下徹大阪市長の改革の取り組みを「すばらしい」と称賛したものの、自身の政治手法を「対話型」と位置づけて違いをみせるなど“越流”も強調した。
 越市長はこの1カ月について「市の業務がどうなっているかを検討してきた」と振り返った。そのうえでJR大津駅からわずか約10分の距離で、乗降客が10倍強の京都駅に着目。国内外の観光客を呼び込むため、京都駅構内の観光案内所新設に向け「JRと協議を進めている」とし、京都巡りのパッケージツアーに大津市を組み込む計画を進めていると明らかにした。
 持論の県市連携については改めて意義を強調する半面、嘉田知事が4月に開講する「未来政治塾」について「講師として行くことは行くが、塾を運営する主体ではない。市の仕事が大変で、政治活動の余裕がなかなかない」と発言し、一定の距離を置く姿勢をみせた。
県市連携と府市連携から比較されることが多い同じ弁護士出身の橋下大阪市長については「大阪を変えるためにエネルギーを使っていることはすばらしい」と実行力を評価。ただ、自身の政治スタイルは「対話重視」とし、橋下市長が代表の「大阪維新の会」の国政変革の動きには「形を変えるよりもまず中身を変える議論をすべきではないか」と持論を述べた。
 また、選挙中から強く訴えていた待機児童解消のための幼稚園保育園の一体施設や企業誘致にも手応えをつかんでいるとした。
 越直美・大津市長 弁護士。1月22日投開票の大津市長選で初当選。同25日に36歳で就任し、史上最年少の女性市長に。大津市出身。北大法学部卒業後、同大大学院と米ハーバード大ロースクールを修了、日米の司法試験に合格。趣味は水泳と読書。平泳ぎで約1000メートル泳ぐことも。

2012年2月8日水曜日

大阪府教育委員の公募最終合格者にキャリア・コンサルタントの立川さん 1歳児の母

大阪府は8日、公募していた府教育委員(欠員1)について、キャリア・コンサルタントで、1歳女児の母親でもある同府四條畷市の立川さおりさん(38)を最終合格者に選んだと発表した。2月定例府議会での同意を経て、正式決定となる。
 立川さんは、私立大阪国際大和田高校卒。府立高校のキャリアアドバイザーや大阪労働協会チーフコーディネーター、府立成城高校III部(定時制)の学校協議会会長などを務めた。
 今回の公募には、30~71歳の122人(男性56人、女性66人)が応募。大学教授や私立学校長、公立小中高校の非常勤講師、塾講師ら教育関係者のほか、元航空会社客室乗務員、元新聞記者らも応募した。
 府幹部らの選考で、4人まで候補者を絞り、松井知事が最終面接を行ったという。

2012年1月9日月曜日

藤岡弘、「役者バカな人」…二谷英明さん死去


刑事ドラマ「特捜最前線」の刑事役や日活アクション映画で人気を集めた俳優の二谷英明(にたに・ひであき)さんが7日午後4時58分、肺炎のため東京・新宿区の慶大病院で死去した。81歳だった。女優・白川由美(75)とのおしどり夫婦でも知られ、2003年に脳梗塞で倒れて以後は芸能活動を休止していた。俳優の宍戸錠(78)、藤岡弘、(65)らが大先輩の死を悼んだ。

 「特捜最前線」で、二谷さん演じる神代恭介の部下の警部・桜井哲夫を演じた藤岡弘、がスポーツ報知の取材に応じ、二谷さんとの思い出を語った。

 「特捜―」では毎日のように二谷さんと顔を合わせていた藤岡は「ひとたび現場に入ると、息をするのも苦しいような緊迫感があった。昔かたぎの映画人らしい厳しさがあり、いい意味での役者バカという雰囲気を持った方でした」。現場では、二谷さんを中心に俳優たちも議論を戦わせた。「10年もたつとなれ合いが生じるが、社会を反映したドラマを真剣につくり上げてました」

 役柄の桜井は、神代と衝突することが多く「自分も甘えちゃいけないと思って、ある程度の距離を持って接していた」という。しかし、海外でロケを行ったときの二谷さんのうれしそうな表情が忘れられないという。「みんなで食事したんですが、冗談でその場を和ませたりしていたのが印象的でした」

 二谷さんとは、7~8年前に広島で偶然会ったのが最後。「とても元気そうで、『おう、元気か?』と声を掛けていただいたのですが」。ある日の酒席で二谷さんが「特捜の映画をつくりたいんだ」と漏らしていた言葉が思い出されるという。「結局、実現はしませんでしたが、二谷さんも残念だったと思う。今なら僕もキャップができると思うし、いい映画が作れそうですね」と“特捜魂”の継承を誓った。

2012年1月7日土曜日

中国「農民工」呼称見直し 2億5千万人の出稼ぎ「差別的だ」 社会不満の高まりで

中国で農村から都市への出稼ぎ労働者をさす「農民工」との呼称が「差別的だ」と批判され、見直す動きが出始めている。国営新華社通信によると、農村の多い河南省のトップ、盧展工党委書記が昨年12月20日、「なぜ農民だけが特定のレッテルを貼られるのか」と呼称を問題視したことがきっかけとなった。
 これに呼応するかのように、元日に湖南省で働く出稼ぎ労働者を見舞った温家宝首相は「産業労働者の主力軍だ」と持ち上げた。沿岸の広東省の汪洋党委書記も3日、「農民工」の呼称撤廃の検討を表明した。
 約2億5千万人の出稼ぎ労働者は都市部の経済を下支えしている。だが、農村と都市の住民を分ける戸籍制度があり、出稼ぎ先では医療など社会保障が受けられず、「農民工」は差別的な待遇を象徴する呼称にもなっていた。出稼ぎ労働者は都市部でストやデモの中心になるなど、社会への不満を急速に高めている。
 新たな呼称として「新市民」「新型契約労働者」などが提案されているが、ネット上では、「呼称変更だけでは何も変わらない。不平等な待遇や差別問題を先に解決せよ」などとする書き込みが相次いでいる。